就業規則

就業規則のQA 

Q 正社員が8人、パートが3人の会社です。就業規則は10人以上従業員がいれば、作成して労働基準監督署に届け出ると聞いたのですが、作成して届け出なければなりませんか?

 

A 就業規則を作成して、労働基準監督署に届け出が必要です。ポイントは、10人以上にパートを含めるかどうかです。10人以上には、正社員以外にパート、嘱託、アルバイト等を含めることになっています。間違いやすいところですので、注意してください。従業員代表の「意見書」も一緒に届けます。意見書であって、同意書ではありませんから、「就業規則の第○条は、反対です」という意見書でもOKです。あと大事な点は、就業規則は、従業員に知らせることが必要です。従業員の皆さんに配ることが一番いいのですが、会社の事務所にぶら下げて置けばいいことになっています。要は、従業員がいつでも見ることができる場所に置いておくということです。就業規則は大事なものだからと、金庫にしまっておいてはダメです。最後に従業員が10人未満の会社は、就業規則の作成は義務ではありませんが、「良好な労使関係」のためにも作成しておいたほうがいいでしょう。労働基準監督署へ届け出る必要はありません。

 

就業規則は「会社の憲法」と言われ、大変重要なものです。まだ作っていない事業所は、作るようにしましょう。また作ってあっても、労働基準法等の改正に即した内容になっていなければ改正する必要があります。就業規則の他にも賃金規程、パートタイマー就業規則、育児・介護休業規程等は重要です。

 

 

報酬額  就業規則の作成 52,500円。就業規則の変更およびその他の規程については相談。